こんにちは。エンジニアのKです。
趣味でランニングをはじめて5年、シムネットの部活動「ランニング部」にも所属し、今では年数回はマラソン大会に出場しないとストレスがたまる体に。
今回は、ランニング部で活用できる「リレーマラソン専用アプリ」を開発してみたので、ご報告します！
アプリ開発の経緯
私がアプリ開発をしようと思った理由は2つあります。
一つは、ランニング部の活動のなかで、リレーマラソンのタイムや順位の記録が地味に大変だったということ、もう一つは、メンバーのモチベーションを上げもっとイベントを楽しめる方法を考えたかったということです。
何人かのメンバーでチームを組んで、一定の距離をリレー形式で走り続ける競技です。体力や走力に自信がない人は1周でもOK、走りたい人は何周でも走ることができます。
リレーマラソンでは、事前に走順を決定し、走ったタイムや現在の順位を記録する必要があるのですが、紙での管理は下記のような課題がありました。
- 手書きだと走順決めに時間がかかる
- 手書きのため訂正（ケガや体調不良による欠場などで走順が変わるなど）すると見にくくなる
- 雨が降ると紙がぐちゃぐちゃになる
- 風で飛ばされる
- 複数人で見るのが困難
そこで課題解決するためにリレーマラソン専用アプリを開発しよう！と思い、個人的に開発に取り組みました。
各自のスマホで使えるアプリを開発
アプリ化によって、事前にアプリ上で走順を登録ができる、当日各個人のスマホ端末で自身の走順の確認やタイムや順位の登録などができるようになることを目指しました。
最初は、下記の必要最小限の機能で実際に使ってみて、実用性を検証してから機能を盛り込んでいくことに。
- 会員登録 / ログイン
- 走順一覧画面（並び替え可）
- 走者登録 / 編集（氏名、タイム、現在の順位）
納期はランニング部が参加予定の、仙台リレーマラソンの開催日まで！
iOSとAndroidのスマホアプリを制作するため、クロスプラットフォームのフレームワークであるFlutter、データベースはFirestoreです。
flutterのホットリロードは開発するうえで評判通り本当に便利でした。昨年開催された仙台リレーマラソン大会の1カ月前に実装が完了し、無事に大会前に参加メンバーへアプリを配布することができました。
アプリを実装し、いざリレーマラソンへ！
ランニング部11名で仙台リレーマラソンに参戦
仙台リレーマラソンへの参加は今年で3回目です。
小中学生の部、ファミリーの部、職場対抗の部など、種目別の参加ができ、例年賑わいを見せる仙台リレーマラソン。
我らがランニング部が参加したのは職場対抗の部です。職場対抗の部は昨年から50チームほど増え、大規模な大会となりました。
※2022年11月開催
シムネットからの参加表明メンバーは過去最多の14名。
ランニング部員からの熱い勧誘により、3名の初参加者を迎えての気合いのエントリーです！
距離はフルマラソン（42.195km）なので、1周1.4km×30周を分担して走ります。
11月の心地よい秋晴れの朝、大会当日を迎えました。
半袖でも寒くない、ほどよい気温です。
しかし、運動部にはつきものですが、ケガや体調不良で数日前に欠場者の連絡があり、調整が必要に。早速アプリを使って走順を変更します。（やっぱりアプリだと便利！）
各自アプリで自分の走順を確認し、落ち着いてスタートを切ることができました。
この日のために、それぞれ大会前に自主練習で走力をつけてきた参加メンバー、よい記録を期待して一生懸命頑張りました。
結果、初参加のメンバーも含め、想像以上の早いタイムが続々たたきだされます！
アプリの動作も順調、参加メンバーみんながアプリを開いてタイムや順位を積極的に登録し、現在の順位や自分のタイムを確認します。
成績は3時間4秒で全体の131チーム中46位！ ベストタイムを8分ほど更新して、とても素晴らしい結果を残しました！
心地よい汗を流し、達成感に浸るメンバー。晴れ晴れとした笑顔で自分のタイムを確認します。
これだからランニングは止められません！
応援に駆けつけてくれた社員もいて、大会後はみんなで焼肉を食べて締めくくりました。
ランニング部の最近の活動
たまねぎリレーマラソンに参加
リレーマラソンから年をまたぎ、今年6月にはたまねぎリレーマラソンにも参加しました！
今回シムネットから参加したのは11名です。
参加人数が少なめだったことから、距離はハーフマラソン（21.0975km）にエントリー。1周1km×21週を分担して走ります。
天候は晴れすぎる晴れ。6月にもかかわらず、最高気温は30℃を超す真夏日でした。
仙台リレーマラソンとは異なり、たまねぎリレーマラソンは会場にテントやタープの持ち込みがOKです。この暑さもあって、周りを見渡すとテントやタープを持ってきている参加者ばかり。
そんななか、炎天下にさらされっぱなしなシムネットの面々……。
さすがに暑すぎたので、来年のためにタープを購入しようかなと思案中です。
そんななかでもメンバーは実力を発揮してくれて、1時間38分でゴール！
去年を5分を上回る記録で「ハーフリレー・職場仲間の部」では、2位/6チームという好成績でした。
上位入賞ということで表彰もしていただけたのですが、インタビューで「どういった会社か？」という質問に答えたところ、なんと主催の方が『みんなのブリーダー』の利用者であることが判明！
偶然の巡り合わせにビックリしましたが、それだけたくさんの方に利用いただいているのだな～と実感しました。
今後やりたいこと
この大会を通してでマラソンに興味を持ったメンバーもいたので、継続してリレーマラソンに出場したり、ほかの個人競技のハーフマラソンなどにもたくさん参加したりしたいと思います。
そして、大会の魅力を社内全体へ共有して、大会への参加者を増やすとともに、社員の健康促進のきっかけとなるようなアピールを進めていきたいと思います。
アプリに関しては、今回必要最小限の機能だけ実装してアプリの実用性を確認できたので、参加メンバーからいただいたアプリの使用感に関してのフィードバックを参考に、下記の機能をブラッシュアップしていく予定です。
- ストア公開
- シムネット以外のユーザーも使える
- 大会情報登録機能（大会毎に記録可能）
- メンバー招待機能
- チーム内のタイムランキング機能
多くのランナーに使ってもらえるようなアプリを目指します！