こんにちは。UXシステム開発部 情報システム(情シス)チームの南です。
私は中途入社し、もうすぐ丸2年になります。
4カ月前まではカスタマーサポート(CS)のオペレーターとして、お客様対応を担当していました。
そんな私が今は、社内システムの運用やDX関連の業務に携わっています。その転機をつくってくれたのが「ジョブローテーション制度」です。
未経験からでも挑戦できた理由
社内ポータルに「情報システムチームへのジョブローテーション公募」の案内が掲載されたのは、昨年末のこと。
当時の私はITの知識がほとんどなく、学生時代に専攻していたわけでもなく、会議で飛び交う専門用語も理解できていませんでした。
それでも「これからの時代に役立つスキルに挑戦してみたい」という気持ちから、思い切って情シスのサブマネージャーに相談。
そのときにいただいた、「未経験でも大丈夫。一緒に学んでいきましょう」という言葉に背中を押され、勇気を出して応募しました。
そして、2025年4月から情シスに異動することになったのです。
新しい仕事と日々の学び
異動してからの4カ月間は、毎日が新しい発見の連続でした。実際に担当した主な業務は下記の通りです。
- Microsoft Teams導入の推進(アニコムのインフラチームと隔週で打合せ)
- AI利用ガイドラインの作成(安全にAIを活用できるルール整備)
- 社内ポータルの準備(必要な情報を探しやすくする仕組みづくり)
- DX関連の社内発表・告知(資料作成・発表対応)
最初は会議での内容が理解できず焦る日々でしたが、わからない用語をメモして調べるなどの工夫を続けるうちに、徐々に理解が追い付き、自分なりに知識を蓄えられるようになりました。
また、自主学習に取り組む一方で、会社としても学びを後押ししてくれる仕組みがあります。たとえば、
- わからないことを気軽に質問できる雰囲気があった
- 週1回の1on1で、自信の悩みや心配事を相談できた
- Schooのおすすめ動画を活用し、段階的に業務を習得できるよう工夫されていた
こうしたサポートがあったことで、安心して学びを積み重ねる習慣を身につけることができたのだと思います。
成長を実感できたこと
この数か月で、以下のような変化を実感しています。
- 社内システムやネットワークの仕組みが理解できるようになった
- トラブル発生時に「こういう原因かも」と推測できるようになった
- 専門用語に対して恐怖心ではなく「調べれば理解できる」と思えるようになった
「利用者」としての視点から「仕組みを支える側」の視点へと変化したことは、大きな成長です。
そして何より、未経験の業務に「まずは挑戦してみよう」と前向きに思えるようになったこと自体が、自分にとって大きな変化でした。
CS出身だからこそ活かせたこと
一方で、CSで培った経験も大いに活きています。
- 外部企業やツールベンダーとの調整に抵抗がない
- 相手にわかりやすく説明する意識が自然と働く
- ユーザー目線で「どんな仕組みなら使いやすいか」を考えられる
CSでの経験は決して無駄ではなく、むしろ、現在の業務に直結しています。 振り返ると「どんな経験も必ず活きる」ということを改めて実感しています。
これから挑戦したいこと
また、学ばなければならないことは山ほどあります。
その第一歩として、ITパスポートの勉強をはじめたり、仙台市のプログラミングセミナーへの参加を検討したりと、身近な一歩から取り組んでいます。資格取得に向けては、会社が受験料や学習書籍をサポートしてくれる点も心強いです。
また、受け身で教わるだけではなく、積極的に発表し、アウトプットすることで理解を深めてきました。この姿勢が成長につながっている実感があるので、今後も継続していきたいと思います。
もともと 「エンジニアなどIT系職種はかっこいいな」 という憧れはありつつも、「今さら挑戦するのは遅いのでは」と躊躇していました。
しかし、今回のローテーションを通じて「未経験はハンデではなく、大事なのはやる気だ」と前向きに捉えられるようになり、小さな挑戦でも積み重ねれば必ず力になると信じられるようになりました。
最後に
ジョブローテーション制度は、単なる配置転換ではなく「挑戦したい人に学びの場を提供する制度」です。
私もこの経験を通じて自分のキャリアの可能性が広がり、確かな成長を実感しています。
もし「新しい分野に挑戦してみたい」と思っている方がいたら、シムネットにはその一歩を後押ししてくれる環境があることをぜひ知ってほしいです。
情報システムチーム サブマネージャー新沼からのコメント
南さんが情シスに来てから、まだ4か月しか経ってないんだ……と驚くくらい、すでに頼りになる存在になっています。
Teams導入やAIガイドライン、社内ポータル準備など、どれも大事なテーマを前向きに進めてくれていて、本当に助かっていますし、短期間でここまでキャッチアップして成果につなげられる吸収力と行動力は大きな強みだと感じています。
業務の進め方も丁寧で、周囲との調整や発信にも安心感があり、チームに良い影響を与えてくれています。
これからもCSで培った「ユーザー目線」や「わかりやすく伝える力」という自分の強みを活かしつつ、新しいことに挑戦しながら自分の得意分野をどんどん増やしていってほしいと思います!